パレードノヒビ ~あるピカソファンの日常~

ピカソと彼らの立ち上げたインディーズレーベル「メトロノームレコード」の周辺を追っかけているファンの日記です。

「今夜の接待」シーン4 ライブとアルバムの作り方

武「ライブなんかずっとやってらっしゃる?」

辻「ライブはね、ほとんどやってないです今まで。デビュー以来、ちゃんとしたライブってやってないですね。年に1回とか宴会的な・・・(笑)」

森「ないですねえ」

武「それは、ライブはやりたくないってことなんですか?」

辻「いやあんまり得意じゃあなくて・・・・」

森「そのころはね、そうですね」

辻「そのころはスタジオワークが楽しかったから、スタジオばっかりで」

森「今はねライブやりたくてやりたくて」

辻「だから8月・・・7月ぐらいからライブをそろそろついにやろうかなーって」

武「ついに?じゃ今まではLPを出してからライブをするってことなかったですか」

辻「なかったですねえ。LPを出すと、お休みをもらってみたいな」

武「へー、お休みをもらってですか」

辻「で、散歩をして酒を飲むって(笑)」

武「散歩をして酒飲んでる人もいれば、ですか。・・・7月からひょっとしたらやり始めるって決まっているんですか?」

辻「ええ、細かいスケジュールはちょっと今わからないですけども、7月からライブをがんがんやる・・・・そのことも考えて、今作っているアルバムのコンセプトもライブを考えて作るっていう」

武「いままで全然ライブやってなかったからどういうライブになるのか楽しみなところありません?自分達で」

森「ありますねえ」

武「『じゃおまえ前に行ってソロやれよ』とかそういうとこもきっと出でくるんではないかと」

辻畑・森(笑)

武「ライブやるとなったらステージングとかね。森「そお」みんなで考えるとねえ」

辻「そうですねえ、でも、3人が飛びあがったりとか、俺達はないから・・」

森「あんまりないねえ」

辻「3人でステップを決めるとか(一同爆笑)」

武「それはないでしょうねえ」

辻「だから(笑)その辺は大丈夫だと思います」

武「ライブということはドラムとか他のメンバーとか入れて」

辻「ドラム・ギターは最低は入れないと」

森「ドラム・ギター・・・・・ぐらいかな。でも」

辻「まあ管(楽器)も少し入ったほうが・・・・・」

武「じゃあライブの時は機械関係とかシンクロさせたりしないですか?」

辻「シンクロしたりとかわ・・・・」

森「たぶんないでしょうね。でもまだなんにもそれは具体的に決まっていない」

武「じゃあ今の具体的な活動は、レコード作ってる?」

辻「そうですね」

武「じゃあそれが、コンセプトが“ライブ”っていう」

辻「そうですねえ、時間掛かるんですよアルバム作るの。大体1年コンセプトを決めて曲を出しあってミーティングしてっていう・・・・ミーティング好きみたいなんですよ」

武「ミーティング好きなんですか?」

辻「それでね1年近くかかりますねえ」

武「え!そんなにかかっちゃうんですか!」

辻「(小声で)かかるんです。これが・・・・」

武「ちょっと待ってください。例えば1回目のミーティングをわかりやすく1月としますね、『じゃあ今回のコンセプトは“ライブ”だって』曲出しをするでしょ、それが何月?」

辻「それが・・・何回かやって、3月ぐらいでまとまって、そうするとねその辺で集まった曲を見て、『ちょっとこういうのもある』ってコンセプト変わっちゃたりするんですよ」(笑)

武「ふうって?」

辻「そお、ふうって」森(笑)

武「もうちょい手直ししてこようよって事になる」

辻「そこで曲が出揃って、たとえば10曲のアルバムなら20曲ぐらいバーっとやって、最終的にできた中から選んでいって、途中でパスしちゃう曲とかでてくるし、なんだかんだいって、1年近く・・・・でも、いちばんかかるのは最初のミーティングがとにかくかかりますね」

森「で曲ができたら、レコーディングの前に泊まりがけでね」

辻「フリプロダクションでスタジオ入ってやると」

森「マルチは無いんだけど、16chがあるようなスタジオに1週間ぐらいこもって」

武「こもって、レコーディング前のデモテープ作りを」

森「をやって、それでまた東京に帰って練り直して、ついにスタジオに入れるという」

武「あ、いいなあそういうことやってみたいなあ。俺達も」

辻「ライブやってなかったからきっとできるんでしょうね。これでライブが入っていたりすると、もうそれどころじゃなくなると思う」

武「逆にそれだけ練ると、満足の行くものができるんでしょうね」

辻「そーだねできあがったときは・・・」

森「うん」

武「やっぱりあれかな、俺達なんかもそおだけど、いざできあがって何日か経つと『あーこうすればよかった』とかでできちゃうとか・・・」

辻「それはありますよ。でもできて当分聴きたくないないですよね」

武「それもわかる」

森「え、俺毎日聴いてるよ。」

武「毎日聴いてるんですか?森「毎日きいてる」えらいなあ~」

辻「それはね、楽器だから。俺はボーカルでしょ。自分の声ばっかり何回も聴いてるわけでしょ。もうちょっとやになっちゃう。だから2週間ぐらい自分の声、聴きたくないなと思いますね」

武「自分の声聴きたくない!」

森「なるほどね~」

武「あんま無口っていう感じゃないでしょ。普段は結構しゃべっちゃうとか?」

辻「そう普段は~(考えて)普通~ですね」

武「結構シャイな感じしますね、そうじゃないですか?辻畑さん?」

森「そーですねえ、ええ」一同(笑)

武「いや何にも森さんには言ってないですよ!森「あら」森さんはなんか先程から・・・・・」

森「おおざっぱですから」(きっぱり)

武「森さんは、おおざっぱなふいんきがなんとなく伝わってきましたが、森「はい」とりあえずライブに向けてレコード作って、それからライブに行くと、なるほど。

 ぜひですね、ライブ終わった後に時間でもありましたら、是非またゲストに来ていただいて、ライブどうだったって話一つ聴かせていただきたいと思いますが、

と言うわけで今夜はピカソの辻畑さんと森さんをゲストにお迎えしました。どうもありがとうございました」

辻・森「どおもー」

武「それではお別れに、1曲きいてもらおうとおもいます。7月25日にリリースされます、ニューシングルですね。ピカソで『月夜にダンス』

曲『月夜にダンス』かかる。~終了