パレードノヒビ ~あるピカソファンの日常~

ピカソと彼らの立ち上げたインディーズレーベル「メトロノームレコード」の周辺を追っかけているファンの日記です。

今ちょっとだけライブの気分。

 先月注文していたムーンライダーズのDVDがこの間やっと届きました。(無論ネット通販ですが)

発売日が5月26日だったのでいつになるのかとずいぶん気をもんだのですが、

届いてしまえば、もうそんなことは忘れてどっぷりとライダーズの世界にはまっておりました。

「ライブ帝国」というシリーズの物で、TVK(神奈川県のU局なぜか音楽番組に突出してる)のライブトマトという番組の映像だそうです。

 93年の1月12日の川崎クラブチッタのライブの模様、だそうで・・・・ん?私このライブ行ったことありますよ。妹と一緒で前がすっごく背の高いオニイチャンで、妹はステージが見えずに苦労した、とか。

会場が酸欠状態になってライブを一時中断して後ろの扉を開けて空気を入れたとか・・・

40過ぎ(当時)のおじさんたちのライブとは思えない、ひっじょうに熱のこもったライブだったことを思い出しました。

当時、活動再開して2枚目のアルバム「AOR」を出した頃ですね。

このアルバムはとってもポップで前の「最後の晩餐」が暗く重く始まったのと比べて、ひっじょうに明るく対照的な感じがしたものです。

はじめてライダーズを聞く方にはお勧めです。

最近は紙ジャケットでボーナストラックの入ったものが再発されてます。(余談ですがジャケットのメンバーの写真もおちゃ目です ^。^ )

このDVDを見てつくづくベテランの底力を思い知らされました。この頃のライダーズは、活動を再開してちょうど第一次ピークの頃ではなかったのではないでしょうか。それぞれの演奏力が安定していて、バンド内のアンサンブル力を強く感じました。

なんていうんですか、それぞれが演奏中におのおの楽器で会話しているよう・・・って感じですかねえ。

AUのCMなんかでもたまーにお顔を出す鈴木慶一さんのボーカルもカッコいいですが、くじらさんこと武川雅寛さんもカッコいいなあ・・・とすっかり、あの時の熱気を思い出してしまいました。

ボーナストラックで、ほんとに初期の曲「ジャップ・アップ・ファミリー」のビデオクリップと「モダーンラヴァーズ」のライブ画像がありましたが、いやあ若いですねー!!

ビデオクリップは以前からライブでよく流されていましたけど、こんなカラーで見たのははじめてでして・・・

いやー面白いことしてたんですねえ・・・。

ムーンライダーズの名前を知っていても、難しいとかとっつきずらいってイメージがあるかと思いますが、これを見て、アルバムの「AOR」を聴いていただければ、ライダーズのかっこよさを分かってもらえると思います。

うん、ピカソファンにもお勧めです。

結構ライダーズファンの方でピカソ後存知の方多いんですよ。